オイルマッサージ
オイルマッサージの原点
オイルマッサージの原点は1810年代に北欧スウェーデンのパー・ヘンリック・リン(Per Henrik Ling)氏が開発したスウェディッシュマッサージ(スウェーデン式マッサージ)です。
解剖学や運動生理学を学び「スウェーデン体操の父」と呼ばれるリン氏は、ストックホルムに体操中央研究所というマッサージ師を養成する学校を設立しており、国王から「子供から大人まで国民すべてを健康に導くマッサージ」を考案するよう、命を受けました。
フェンシング教師でもあったリン氏は、体操・フェンシングの動きを織り込んで「スキンシップを通じて、エネルギーの交流と運動機能を向上させる」マッサージを考案しました。これが、現在のオイルマッサージの原点スウェディッシュマッサージです。
ヒーリング(癒し)のためのオイルマッサージ
肌に良いオイルを使用して、手のひら全体を使って、優しく刺激を与えるマッサージです。いわゆる「揉み返し」が起こるような、強い刺激は与えません。優しいスキンシップによって、緊張やストレスを和らげるヒーリング(癒し)を目的にしています。
ヒーリングの環境(照明)
カラーヒーリング(色による癒し)の観点から、照明は柔らかな電球色。
照度(明るさ、ルクス)はギリギリまで落とします。
ヒーリングの環境(音楽)
BGMはクラシック。心を和ませ、落ち着かせるスローテンポな曲が最適です。
プレジャーでは、さらに「脳波をα波に落ち着かせる」効果のある選曲をしています。
ヒーリングの環境(香り)
アロマテラピー(詳細は別カテゴリ)による、自分の好きな香り。
心地よい香りに全身が包まれることによって、大きなヒーリング効果が得られます。
ヒーリングの環境(室温)
マッサージをするお部屋の室温は、通常よりも高めに設定します。
衣服を身につけていない状態で、眠りを誘う「あたたかさ」が必要です。
また、マッサージをしていない部分には、タオルをかけて保温に気をつけます。
ヒーリングの環境(感触)
男性の「暖かい大きな手」で包まれる感触は、安心感をもたらします。
マッサージ施術中の男性メンバーは「Hなこと」は一切、考えていません。
「この女性を癒したい!」これだけに、全神経を集中しています。
人間の五感の内、味覚をのぞいた、視覚(照明)・聴覚(音楽)・嗅覚(香り)・触覚(室温・感触)全てに充分な配慮をしてこそ最大のヒーリング(癒し)効果が得られます。
オイルマッサージの効果
以下の情報は「一般的に言われている」オイルマッサージの効果を説明しています。
プレジャーでの施術によって、全ての効果を保証するものではありません。
デトックス効果
血液とリンパの流れが改善され、体内に溜まった毒素や老廃物が体外に排出されやすくなる効果があります。
疲労回復効果
リンパの流れを改善することによって、疲労の原因物質「乳酸」を流して、疲労を回復する効果があります。
(肩コリや首のコリを解消するには最適です)
ダイエット効果
むくみやセルライトを除去することによって、たるみなどを引きしめる効果があります。
(施術後は、ロングブーツが驚くほど、すっぽり履けます)
美肌効果
肌の老廃物を除去し、アロマオイオルの成分を吸収することによって、美肌に効果があります。
(乾燥肌の女性の保湿効果も抜群です)
免疫力向上効果
リンパの流れの改善によって、細菌やウイルスを免疫細胞のあるリンパ節に早く送り込むことによって、免疫力向上に効果があります。
健康促進効果
消化器系の動きを助け、循環系のバランスを整えることによって、体調が良くなる効果があります。
女性の方へのお願い
オイルマッサージを受ける女性の方へ、いくつかのお願いがあります。
食後すぐを避けること
満腹の状態でオイルマッサージを行うと、吸収のリズムが狂ってしまう可能性があります。
アルコール摂取を避けること
循環が良くなりますので、アルコールの回りが早くなります。
お酒の強い方であれば、多少は大丈夫かも。
皮膚のケガや湿疹
皮膚にケガや湿疹がある時は、あらかじめお申し出ください。
該当部位を避けて施術可能かどうか、ご相談させていただきます。
シャワー
施術前にはシャワーを浴びて、汗と皮膚の汚れを落としていただきます。
シャワーの後は、プレジャーで用意した「使い捨て紙ショーツ」とガウンorバスローブを着用してください。(ブラジャーは着けないでください)
「紙ショーツの感触が嫌い」という女性は、オイルが付いてもかまわないショーツをご自分でご用意いただくか、全裸でもかまいません。
髪の毛
髪の毛をまとめるためのゴムを、プレジャーで用意しています。
首の後ろ(うなじ)と肩口のマッサージの時に、髪の毛を巻き込まないように、なるべく上の方にまとめて、ポニーテールの状態にしてください。
プレジャー式の特色
男性の大きな、暖かい手による施術
一般的にセラピスト(施術者)は女性が多いと思います。
男性が有利な点は、まず手が大きいこと。より広い面積をカバーできますので、包み込まれる安心を感じていただくことができます。
次に手が暖かいこと。一般的に男性は女性より体温が高く、また冷え性の男性は少ないので、手のひらの温度が高いです。暖かい手は心地良いマッサージの必須条件になります。
(わずかに冷え性の男性メンバーもいます。女性のシャワー中に汗ばむまでスクワットして体温を上げています。見てるとビリー隊長の気分になって「グッジョブ!」と声をかけたくなります。)
男性2名(3名)による同時施術
脚と手のマッサージは男性2名が左右に分かれて同時に施術します。
名付けて「シンクロナイズド・オイルマッサージ」。同期が取れるように、手順・スピードの標準化を行っています。有料のマッサージサロンでセラピスト2人頼んだら、お支払いがちょっと大変ですよね。プレジャーでは2人でも3人でも無料です。存分に「お姫様気分」を満喫してください。
マッサージの標準的な時間
エッセンシャルオイル選びからマッサージ終了までは、約45分です。
セラピスト1人だと90分かかるメニューですが、2人(3人)で同時施術を行うため、時間の短縮が可能です。
プレイに向けてのリラックス効果
初めて参加される女性は、みなさん、緊張されています。
マッサージが無い場合には緊張状態のままプレイに入ることになります。
マッサージを行えば、じっくりスキンシップをはかることになりますので、緊張がほぐれ、リラックスした状態でプレイに入ることができます。「気持ち良さ」を感じるためには、精神状態も重要です。
リンパ液の流れ
オイルマッサージは、リンパマッサージとも言います。
リンパ管とリンパ節の位置を正確に把握していないと効果は半減します。
リンパの流れ
リンパ液はリンパ管の中を流れていますが、リンパ管には血管のようなポンプ(心臓)がついていません。運動をすることによって筋肉が収縮してポンプの働きをします。現代人は運動不足のため、リンパの流れが滞りがちです。運動による筋肉の収縮の代わりに、マッサージによってリンパの流れを良くすることを狙います。
リンパ節へのソフトな刺激
マッサージに入る前に、リンパ節にソフトな刺激を与えることによって、リンパが流れやすくなります。
首の横「頸リンパ節」、鎖骨下「リンパ本管」、脇の下「腋窩リンパ節」、太ももの付け根「鼠系リンパ節」の4か所にソフトな刺激を加えます。
リンパの流れに沿って
リンパ管には弁がついており一方方向にしかリンパ液は流れないようになっています。流れの方向を把握し、それに従ってマッサージをする必要があります。
脚のマッサージは、足首から「鼠系リンパ節」に向かって、手のマッサージは、手首から「腋窩リンパ節」に向かって、背中のマッサージは、内臓各種を意識しつつ、「リンパ本管」に向かって、肩のマッサージは「頸リンパ節」に向かって、リンパ液を流します。
オイルマッサージの手技
プレジャーのオイルマッサージで使用する手技には、以下のものがあります。
これらを組み合わせて、最良の効果を狙います。
軽擦法(けいさつほう)
ソフトに(軽く)刺激を与える(擦る=さする)基本となる手技です。
強めの手技と手技の間には、必ず軽擦法が入ります。
手のひらから指先まで、しっかり密着させて、皮膚を擦るのではなく、皮膚の下の組織に波動が生じるようにマッサージします。
強擦法(きょうさつほう)
しっかりとリンパ液をリンパ節に向かって流すための手技です。
必ず「力加減をお伺いします」ので、率直に「強すぎるので、もう少し優しく」や「弱いので、もっと強くても大丈夫」とお返事ください。
揉捏法(じゅうねつほう)
むくみ、セルライト除去を目的として、もみほぐす手技です。
手のひら全体と親指を効果的に使いながら、リズミカルに揉み込みます。
拇指強擦法(ぼしきょうさつほう)
むくみ除去とリンパの流れをスムーズにすることが目的の手技です。
親指の拇指(指の腹)を使って、リンパの流れる方向に向かって円を描くように強めの刺激を加えます。
交互軽擦法(こうごけいさつほう)
左右の手で交互にリズミカルに軽擦を行います。
心地よさを味わえる、各部位の仕上げに使われる手技です。
施術免許無資格者問題
管理人は、マッサージに関する「施術免許無資格者問題」について把握しています。
日本では、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和22年12月20日公布)において、あん摩マッサージ指圧師免許もしくは医師免許(共に国家資格)がなければマッサージを「業=仕事(有料)」として行う事が出来ません。
しかし、マッサージの手技定義が法的に明文化されていない。(古い法律なので、「オイルマッサージ」や「アロマテラピー」という用語が無かった。)さらに、最高裁判所が「患者に害のある行為だと立証されない限り「職業選択の自由」の観点から法的に禁止出来ない」と判決を出したために、グダグダになりました。
巷にアロマやマッサージ関連の資格は氾濫していますが、国家資格以外は、全て民間資格です。
民間資格とは、誰でも自由に「協会」や「団体」を作って、主観的な判断で資格を発行できるということです。
法的には「マッサージ」と表記して、国家資格を持たない者が「マッサージ」を「業=仕事(有料)」として行うことは違法です。
そのため「マッサージ」を「トリートメント」に「施術者」を「セラピスト」と言い換えることによって、法的問題を回避しているようです。
(国家資格保有者だけに許される「マッサージ師」を名乗ったら、即アウト)
今後、古い法律が「最新のマッサージ手法」を取り入れたものに改正されるのか?、どこかが大トラブルを起こして一斉取り締まりの対象になるのか?、このままグレーゾーンでグダグダ続くのか? どのような流れになるのかは不明です。
このサイトの表記も「マッサージ」を「トリートメント」に、「施術者」を「セラピスト」に書き換えるべきか、一瞬だけ迷いました。
でも、「トリートメント」とか「セラピスト」という言葉は一般的ではありません。「何?それ?」と思われるのがオチ。
そして、気付きました。『プレジャーの場合は「業=仕事(有料)」に該当せず』と。
無料で行う限り、状況がどう変化しようとも、何ら法的な問題はありません。
「子供がお母さんの肩をもむ」ことや、「運動部の後輩が先輩の脚にマッサージをする」ことが法的規制の対象になるハズがありません。
プレジャーのマッサージは「イベントに参加する女性に対しての無料サービス」としてのみ行います。
「お金払うから、マッサージだけお願い!」という依頼は(まあ、来ないでしょうけど)、お断りさせていただきます。