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ブレンディングについて

1種類のエッセンシャルオイルでも、アロマの効果は充分ですが、複数のエッセンシャルオイルをブレンドすると、香りがさらに豊かになります。また、薬理作用の相乗効果も引き出せます。その日の気分によって、体調によって、様々な組み合わせのブレンドを楽しんでください。ここでは、ブレンディングの際に考慮すべき点を説明します。

 

フレグランスノート

香りの持続時間による変化のことです。
トップノートのエッセンシャルオイルは最初の15分間が最も香りを感じることができます。立ち上がりは早いですが、香りの持続時間は短くなります。
柑橘系に多いタイプです。
ミドルノートはトップノートの終了後、約2時間香りが持続します。立ち上がりはゆっくりですが、その後2時間主役になります。
フローラル系に多いタイプです。
ベースノート(ラストノート)はミドルノートの終了から約12時間香りが持続します。立ち上がりは遅いですが、長時間香りが持続します。
樹木系、樹脂系に多いタイプです。
ブレンディングの際には、トップ、ミドル、ベースからそれぞれ1種類を選ぶと時間による香りの変化が楽しめます。

 

香りの強さ

エッセンシャルオイルの性質によって、香りの強さがそれぞれ異なります。
ブレンディングの際に香りの強いものと弱いものを同量ずつにすると、強い方だけが前面に出てしまいます。両方の特徴を楽しみたいのなら、香りの強いものは少なめに、香りの弱いものは多めにブレンドすると、両方の香りが楽しめます。

 

相性

ブレンドすると、互いの香りを引き立て合って相乗効果をもたらす組み合わせもあれば、互いの香りを殺してしまう組み合わせもあります。
これは個人的な好みの差も大きいので、一概には言えません。ある人が「最高」と感じるブレンドが、ある人には「こりゃ、ダメだ」ということもあります。
トップノートの柑橘系同士は、互いの特徴を殺してしまうケースが多いですが、ミドルノートのフローラル系同士は、甘い豊かな香りが広がる相乗効果を生みます。
個別のエッセンシャルオイルの説明には、一般的に「相性が良い」とされるものを掲載しています。

 

フレグランスノート、香りの強さ、相性の3点を考慮してブレンディングすれば、より素敵な香りに巡り合えると思います。

 

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