施術の基本 | 無料オイルマッサージ講座
はじめに
このサイトのご利用は無料です。
サイトの内容を見る → 練習する → 実際に施術する
これだけです。
登録など必要ありませんし、何かを売るつもりもありません。ただし、無料公開情報のため、サポートはできません。施術については注意点をふまえた上で、自己責任でお願いいたします。
手技(マッサージを行う手の動き)は、複数のスクールの内容から、未経験の男性にも簡単に習得できる内容を選抜しています。効果的でも複雑・難解な手技は除外しています。(以前の3Pクラブ プレジャー男性メンバー向けカリキュラムでは複雑・難解な手技を入れていて、大量に脱落者を出しました。^^;)
大切なのは、とにかく「やってみる」ということ。手順・手技を全部完璧に覚えようとするとキツイです。最初は「軽擦だけ」。以後毎回、一つずつ手技を増やすのもありでしょう。
3Pクラブ プレジャーのイベントで施術する場合には、2名の施術者で左右の脚・手は完全にシンクロ(同期)させる必要から、手順・手技・秒数まで全て固定していますが、一人でするなら自由です。
スクールごとに手技はそれぞれ異なります。さらに同じスクール出身者でも微妙に違います。プライベートの場合には、細部にこだわる必要はありません。マッサージを受ける女性が「気持ちいい」と言ってくれれば、それで良いのですから。
このサイトを手始めに情報を集め、いろいろな手技を身に付けて、最終的には女性に「あなたのマッサージは気持ちいいから、またお願い」とおねだりされるレベルを目指してはいかがでしょうか。
また、基礎知識として、オイルマッサージに目を通すことをおすすめします。
準備するもの
オイルマッサージを施術するには以下のモノが必要になります。
【必ず必要なモノ】
1.キャリアオイル
オイルマッサージは、施術者の手と被施術者のマッサージを受ける身体の部分がオイルで潤滑されている必要があります。
一般的に使われているのは、スイートアーモンドオイル、ホホバオイル、グレープシードオイル、オリーブオイル、マカダミアナッツ油、小麦胚芽オイルなど。楽天やアマゾンで「キャリアオイル」で検索すると大量にヒットします。一番手軽なのは、100均のオリーブオイル。食品ですから肌に害はありません。冬の乾燥対策に肌に塗っている女性もいるようです。量は全身くまなく施術しても、1回につき50mlあれば充分です。
2.タオル
シーツにオイルが付くのを防ぐための敷きタオルと、施術していない部分を隠し保温するための掛けタオルが必要です。マッサージ用の大判(縦180cm横90cm)バスタオルなら2枚、通常サイズのバスタオルなら4枚。
普段使っているベッドで、バスタオルと100均のオリーブオイルがあれば、すぐに施術できます。
【あったほうが良いモノ】
3.アロマオイル
キャリアオイルだけでもオイルマッサージはできますが、プラス好みの良い香りがすると女性のテンションがさらに上がります。多数種類があり、値段も様々。女性と相談して選ぶと良いでしょう。
参考 アロマテラピー
4.マッサージ用枕
うつ伏せの時に胸が楽になる「胸当てマクラ」と、首が楽になる「顔マクラ」があります。両方で4000円ぐらいですから、定期的に施術するなら用意してもいいでしょう。また、足首用の「足マクラ」は2000円ぐらいですが、バスタオルや衣類を丸めて代用可能です。
5.マッサージ用ベッド
人が寝ることのできる大きさなので、折りたたみ式でもかなりの収納スペースが必要です。通常は必要ないでしょう。
男性が施術する利点
エステシャンのほとんどは女性です。オイルマッサージを施術する男性はごく少数。でも、男性の方が優れている点もあるのです。これを最大限に生かしましょう。
1.手が大きいこと
一般的に、男性の手は、女性の手より面積が大きいです。
接触する面積が大きいほうが、より気持ち良いマッサージになります。
施術中は常に、手のひらの付け根から指先まで、全体をしっかり密着させて施術しましょう。
指が浮いてしまうと、手の平だけの「小さな手」になってしまいます。
全体を密着させることによって、「大きな手」になります。
2.手が暖かいこと
一般的に男性は女性より冷え性の方が少なく、体温が高い。
マッサージする手は暖かい方が喜ばれます。
もし、手の表面温度が低い場合には、事前に腕立て伏せなど運動をして血液循環を良くして暖めましょう。
3.力が強いこと
一般的に男性は女性より体重が重く、腕力があります。
手技の中には「しっかり力を入れる」方が気持ち良いモノがあります。
力加減は女性の好みに合わせますが、「もっと強くても大丈夫」といわれた時に応えることができます。
男性の特徴である「力強く、大きく、暖かい手」を最大限に生かした施術をしましょう!
気持ち良い施術のコツ
体重移動
施術の際に、圧力にムラがあると気持ち良いマッサージになりません。均等な圧力で施術することが大切です。
均等な圧力を維持するために必要なのが「体重移動」です。
移動距離の長い【脚】手技03軽擦などで、もし「体重移動」を行わないと、足首のスタート地点では適切な圧力でも、両手が進んでいくにつれて力が弱くなります。これを手先だけで調整しようとすれば、確実にムラになります。
悪い例
後ろの位置に足を揃えてスタートすると・・・
膝裏を越えてから、力が入らなくなり、太ももの位置では手先だけに
良い例
足を肩幅ぐらいに開いてスタート。
足首のスタート位置では、少し窮屈に感じます。
膝を踏み込んで、常に上半身が手の上にあるように「体重移動」を行うと、ムラなく均等な圧力をスタート位置から終了位置まで維持できます。「手で押す」のではなく、「上半身の重さを手に伝える」。
接触維持
両手が全く離れると女性が不安になります。基本的には、両手が常に接触を維持していること。手技と手技の間で、やむを得ない場合でも、手を離すのは最小限に。手を離す場合には、パッっと一気に離すのではなく、指先を最後まで残して、「糸を引くように、ゆっくり」と。
ベッドメイキング
1.足枕(または代用のバスタオル)を足首の位置に置きます。
2.マッサージベッド、(普通のベッド)共にオイルが付着しないように、バスタオルを敷きます。
3.足首が自然に曲がる位置に調整します。
足枕は、バスタオルを丸めて代用できます。